残波の夕日『うりずん』紫

当工房の作家・松田将吾が、幼少の頃より親しんできた沖縄の海と空の風景を表現しました。
海人(うみんちゅ)である祖父に連れられ、幼い頃から海を眺めて育った松田。その目に焼き付いた、刻々と表情を変える空の色彩を、ガラスという素材に閉じ込めました。

今回表現したのは「うりずん」の季節の風景。
旧暦2月から3月頃を指す「うりずん」は「潤い初め(うるおいぞめ)」とも呼ばれ、農作物の植え付けに最適な雨が降り、やがて実りの秋へと繋がる、生命力に満ち溢れた季節です。
沖縄の春の訪れを告げる「うりずん」の夕焼けは、空全体が淡い紫色に染まり、優しい光が海を包み込みます。冬の寒さが和らぎ、草木が芽吹き始めるこの季節。新たな始まりへの希望に満ちた、温かな夕焼けを表現しました。

残波の夕日シリーズ最終章として、松田将吾が情熱を込めて制作したグラス。

日常使いのグラスとしてはもちろん、特別な日の贈り物としても最適です。沖縄の自然が育んだ美しい色彩を、あなたの手元に。

残波の夕日 広口ラージ『座喜味城址』はコチラ

松田将吾
沖縄県読谷村に生まれる
1993年　琉球ガラスの世界へ
2009年　沖縄県認定工芸士に認定
2013年　沖展奨励賞　受賞

残波の夕日シリーズは松田将吾の代表作です。

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■サイズ
口径：約90mm 、高さ：約115mm

■製造地：沖縄県読谷村

The “Urizun” sunset heralds the arrival of spring in Okinawa, when the entire sky turns a pale purple and gentle light envelops the ocean. This is the season when the cold of winter eases and the grass and trees begin to bud. We expressed a warm sunset filled with hope for a new beginning.